服装の豆知識
洋服記念日について
我が国で洋服が着られる様になったのは、明治5年(1872年)11月12日太政官布告第339号「爾今礼服には洋服を採用す」をもって、正式に洋服が制服となりました。 こうして、次第に一般社会人にも洋服が着られるようになり、洋服業界では毎年11月12日を「洋服記念日」としています。 |
釦(ボタン)の掛け方
スーツのフロント釦は二個釦の場合、第一釦のみを掛ける。第二釦は掛けません。 三ツ釦の場合は第一釦と第二釦を掛けるもの、第二釦のみ掛けるものとデザインにより変化しますが、第三釦は掛けません。掛けるのは無粋であります。 |
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ネクタイを締めたときの長さ
ネクタイを締めた時、その長さは大きな剣先はズボンのバックルの上までにし、短過ぎても長過ぎてもだらしなくみえてしまいます。 | |
ワイシャツの袖口の長さについて
ワイシャツの袖口は背広の袖口より0.5〜0.7cm程度出ているのが良いとされています。 和服とは逆という事になります。 |
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ズボンの裾の長さについて
ズボンの裾の長さ(股下)で、後ろで靴下が見えるのは短すぎると言う事です。 股下が短いのは、長い目より悪いとされています。 |
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ズボン裾のダブル(折り返し)のデザイン
ズボン裾のダブル(折り返し)のデザインは降雨時に裾をまくったのが始まりと言われています。 | |
胸ポケット
背広の胸ポケットにペンなどを挿すのは無粋であり、内ポケット又は、ペンポケットに挿すのが一般的であります。 胸ポケットにはポケットチーフを入れておくのが良いでしょう。 |
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ズボンのお尻のポケットに長い財布を入れるのは?
ズボンのお尻のポケットに長い財布を入れている人を見掛けますが、一番神経の鈍いお尻では無用心と言えるでしょう。 | |
座っている時は、背広の釦は?
背広の釦は座っている時は掛けず、立っている時は掛けたほうがシルエットが綺麗でしょう。 | |
背広を長持ちさせるコツ
背広を長持ちさせるコツは、帰宅後に十分ブラシをかけ、ほこりを取り、ポケットの中の物をすべて出しておきます。 必ずハンガーにかけて保管し、出来れば毎日同じ服は着用せず、ローテーションを組むと長持ちします。 |
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アスコットタイ
結んだ時スカーフのように見える幅の広いネクタイの事 |
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アルパカ(Alpaca)
南米ペルー産の家畜。 その毛は光沢がありなめらかで、色は黒、茶、黄色など有り裏地に主に使用されていましたが、近年はアルパカ糸の入手が難しくほとんど見かけなくなりました。 |
ウイングカラー
タキシード等に着用される前折れ式の硬い立ち衿のこと、前折れの部分がウイング(鳥の翼)に似ている所から命名された。 |
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ウオッチ・ポケット(Watch Pocket)
ズボンの右前(下前)に付ける時計入れで、口寸法は小さいのが通常です。 |
カマーバンド
タキシードのベスト代わりに着用する、シルク・サテン素材で創る 蝶タイと合わせる。 |
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ゴージ(Gorge)
衿ぐり。あごぐり。身頃の衿のくりを指します。 流行によって高くなったり、低くなったりします。 |
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サクソニー(Saxony)
メリノ種の羊毛を用い紡毛絨に織ったもので、綾織や杉織が多い。 ツイード風に見えるが、手ざわりがずっとやわらかく、糸も細い。 地風はフラノとメルトンの中間で、フラノ仕上げを行なっています。 |
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シャーク・スキン(Shark Skin)
鮫皮に似た綾斜子柄の生地の通称です。 | |
スタッズ&カフス
タキシードを着る場合シャツのボタン代わりに用いるスタッズとカフスは 欠かせぬアクセサリー、同じタキシードが集まるパーティ会場では唯一個性を 主張できる小道具。 |
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ダークスーツ
一般のビジネス用スーツの事である。 上質の素材で控えめな色・柄のもの。礼装として着用する時は着崩れたものは避け 改まった時の一着を別に準備しておきたい。 |
チェンジ・ポケット(Change Pocket)
チケット入れ、デザイン的な意味も。 上衣の左側裏に付けらるの小さな切符入れですが、現在では腰ポケットの内部、又は上衣の右表などに作られることが多くなっています。 一般的にはデザイン的な角度から上衣の腰ポケットの上に作られる少し小さめのポケットをチェンジ・ポケットと言っております。 |
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ディレクターズスーツ
黒の上衣に縞のスラックススタイル。昼間の準礼装。 |
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ネクタイの結び方
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ファンシータキシード
カラフルな素材で創られた、遊びの要素を取り入れた礼服。 二次会用に・・。 |
フォーマルTPO
ブラック・スーツ(Black Suit)
黒の背広の総称。 特に略礼服(インフォーマル・スーツ)として用いられるドレッシーな黒服を指すこと一般的です。 |
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ヘリンボーン(Herringbone)
杉綾のことでクラッシクな変わり織の一種です。 ヘリンボーンとはにしんの骨の意味で、型が似ている事からこの名があります。 矢羽状の綾織で、別名フェザー(Fether、羽毛)アロウヘッド(Arrow Head、矢じり)ともいいます。 |
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ペンシル・ストライブ(Pencil Stripe)
鉛筆でひいたような細い棒縞の柄。 鉛筆より太い線をチョーク・ストライブといいます。 無地または小柄の地織りの上に白糸で棒縞にするのが普通であります。 |
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ベント(Vent)
背広やジャケットの背中心、あるいは両脇の裾に入れた切れ目の事をいいます。 馬乗りともいいます。 サイド・ベンツ、センターベント、フック・ベント、インバーテッド・ベントなどがあります。 |
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ボイル(Voil)
細い糸で織られた平織りの薄地織物。 目が荒く透き通った感じが特徴で、夏場のシャツ地としては最適です。 |
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モーニング・カット(Morning Cut)
スラックスの裾に傾斜をつけて仕上げたもので、モーニング・コートのスラックスが傾斜させてあるので、この名が付けられています。 | |
モーニングコート
昼間の正礼装 |
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ライト・ウエイト(Light Weight)
薄地、特に軽量化された背広地について呼ばれています。 特に近年では好まれる傾向が多い素材です。 |
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ラグラン・オーバー(Raglan Over)
肩ぬき袖のオーバーコート。 袖は山袖が延長して衿ぐりからすぐに取り付けられたオーバー。 特徴は胴回りを緩やかに裁ち、箱型につくられるのが一般的です。 |
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